BioRadは2008年第一四半期(1月-3月)で31%の売上増を報告しました。
2007第一四半期の$322.5 millionと比較して、2008年第一四半期は$422.2 million (424億円)で、30.9%の増加でした。ドル安の影響を差し引くと、23.9%の増加とのことです。DiaMed Holding AGの合併により$62.7 millionの売り上げ増加がありましたが、それを差し引くと既存ビジネスで11.5%の増加でした。ドル安の影響を差し引くと4.5%の増加とのことです。
ちなみにDiaMedは2007年10月に477 million Swiss Francsで手に入れた会社で血液関連の診断製品のある会社です。
ライフサイエンス部門については売上は$154.6 millionで、9.2%の増加。ドル安の影響を差し引くと2.3%の増加にとどまりました。全体的に市場は軟調だったとコメントしています。
診断部門の売上は$263.7 millionで、DiaMedの合併を差し引いても13.1%の売り上げ増加、ドル安の影響を差し引いて6.0%の増加でした。
2007年度は年間で6.9%、ドル安を差し引いて2.7%の成長をしたということが報告されているいますので、引き続きそのままの状態ということのようです。
バイオ部門は競合他社と比べて成長が弱いですね。日本での売上は個別に出していませんのであくまでも類推ですが、日本の市場の弱さを考えると、日本でのバイオ部門は3%ぐらいのマイナスでは無いでしょうか。
BioRadは売上だけはライフサイエンス部門と診断部門に分けていますが、利益についてはまとめて報告しています。2007年度の数字しかありませんが、粗利が総売上の56%、営業利益は総売上の8.1%となっています。R&Dは総売上の10.1%です。