日本のネット系バイオベンチャーのかたち

仕事柄、バイオの買物.comだけでなく、他のネット系バイオベンチャーについてちょくちょく様子を確認しています。その中で一つ気になることがあります。

それはちょうど以下のブログに書いてあることと同じです。
日本のネットベンチャーが技術革新よりも「ネット財閥」をめざす理由

このブログで書いていることを要約すると;

  • アメリカのネットベンチャーは最先端のプログラムを駆使した技術指向とビジネスを結びつけている(グーグル・アマゾン)
  • 日本のネットベンチャーは企業買収によってビジネス規模拡大を狙っている(楽天・ライブドア)

そして日本のネットベンチャーの原型はソフトバンクにあるとしています。

僕らはバイオ研究者向けサービスという一つの狭い市場(といっても研究用バイオ製品の市場はCDの売上に匹敵しますが)でやっていますが、同様の財閥にならないことを僕は期待しています。ただ見回していると、みんな結構いろいろとビジネスを拡大していますね。

いろいろなビジネスに手を広げるのも一つのやり方と言えばやり方です。でも僕の中の技術者魂は、何か一つのものにとことん深く入り込んで、不可能だったものを可能にするぐらいの技術開発をしたいと言っています。その方が価値のあることだよって。

バイオの買物.comでは、100万以上あるバイオ研究用製品(ナカライのバナー参考)の情報を管理し、目的にあったものを簡単に見つけられるようにする。このための技術開発に絞って活動をしていこうと思っています。大上段に構え過ぎかもしれませんが、ゲノム研究で言うアノテーションと同じだと自分自身は認識しています。

この巨大な複雑さに挑戦し、なおかつ最小限のリソースで実現していくこと。

これ、はっきり言って快感なんです。。。

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