統合データベースプロジェクト講習会: AJACS本郷1に参加してきました。
このプロジェクトの目的は、自分が感じたなりにひとことで言うと、バイオ関連の膨大な情報を研究者が使いこなせるためのインフラ作りです。僕自身がバイオの買物.comを通して目指しているものも、研究試薬・機器関連の膨大の情報の整備です。ですから非常に興味がありますし、手法的にも類似した点があるのではないかと思っています。統合TVに取り上げていただいたこともあり、何らかの形で関わっていきたいと思っているプロジェクトです。
具体的な講演,講習内容はウェブサイトに掲載されていますので見てみてください。
実際のデータ解析プロジェクトや検索システムの構築の話も興味深かったのですが、僕自身が一番面白かったのは、全体に「使命感」と「いらだち」を強く感じたことです。
論文を出すことばかりを重視して、研究成果がどのように活用されていくかを十分に考えない現状に対する憂い。これに対して、自分たちでなんとか情報を整備して、すべての人の共有財産となるように仕掛けていきたいという使命感。でもまだまだこの考えが十分に認知されていないため、布教活動を含めて、やることが山積しているといういらだち。
使命感といらだちが混じった状態は、まさに僕が一番好きな状態です。
自分が「生きている」ことを実感できるから。
とても勇気をもらいました。
ありがとうございました。