昨日のブログにテレワークの利点について、エコノミスト誌の記事を引用して紹介しました。
今日は実際にテレワークを長年実施している人物からのアドバイスを紹介します。WebWorkerDailyという、インターネットで仕事をしている人の情報交換ウェブサイトからの、“14 Things Corporations Can Learn from Seasoned Web Workers”(「長年ウェブで仕事をしている人から企業への、14のアドバイス」)という記事です。
以下には14ではなく、ポイントになる5つだけ抽出しました。
- 物理的に会社に来ているということと、仕事をしていることは関係ありません:会社に来ていたとしても仕事をしているとは限りません。逆に会社にいないからと言って、仕事をしていないという訳ではありません。様々なプロジェクト管理ツールや時間管理ツールを使えば、管理職はテレワークしている社員の状況を簡単に知ることができます。(僕は個人的にはBasecampを使っています。紹介記事)
- 一度も顔を合わせなくても、顧客と強い関係を持つことはできます:WebWorkerDailyに投稿している人の中には、一度も顧客に直接会わなくても、何年も商売をしている人がいます。ビデオ会議や電話、電子メールだけでコミュニケーションをすることはもはや「親しみが無い」というものではなくなっています。
- 社員はそれを望んでいます:職場での考え方は「仕事をするために生きている」というものから「生きるために仕事をしている」というものに変化しています。テレワークをし、出張を減らし、私生活のレベルをあげること。これは多くの社員の願いです。
- 高額なテレプレゼンス機器は不必要:無料や安価なテレカンファレンスのシステムは既にたくさんあります(FreeTeleconference.com, Skype, WebExなど。ぼくはMacのiChatを使いました)。これだけで十分に高い効果が得られます。高額なテレプレゼンスシステムは必要ありません。特にチャットやTwitter(「いまプレゼン作っている」とか「これから昼ご飯」などの小言を共有する超話題のシステム)を併せて使えば、その場にいる雰囲気があります。
- 電子的に記録が残る:テレワークに使われるツールは、大部分が記録機能をもっています。ミーティングから掲示板システムに切り替えることによって、組織内での知識の共有が簡単に掃かれます。