私はアメリカの大統領選挙をかなりこまめにフォローしています。インターネットを介して、CNN, Time, CBS, MSNBCの報道を見ています。
残念ながら、日本では「黒人として最初の大統領」であるとか、「最初の女性副大統領候補」だとか、全くどうでも良い報道ばかりが見られます。情けないです。
さて、今日はTimeのウェブサイトに掲載された”Why Barack Obama is Winning”という記事を紹介します。
この記事が真実であるならば、今後4年間もしくは8年間はアメリカ大統領は安泰です。なぜならBarack Obamaは自分と意見の異なる他人との対話の中から学習して、じっくり考えをまとめて、自分を成長させられる人間だからです。
本当は要点を日本語で書き上げたいのですが、残念ながら時間がありません。
一つだけ紹介します;
one of the benefits of running this 22-month gauntlet is that … you start realizing that what seems important or clever or in need of some dramatic moment a lot of times just needs reflection and care.
この22ヶ月間もの戦いの長所の一つはこうです。重要だとか適切だとかに見えることや、なにかドラマチックなアクションが必要に見えることであっても、たいていはそうではないと理解できるようになるのです。多くの場合は注意深くじっくり考えてから対応するだけで良いのです。
僕の前の上司の一人は、売上が下がるとすぐに「どうなっているんだ!アクションは!アクションは!」と騒いでいました。MBAを持っている割には、モノをじっくり考えて、分析する力がゼロの人でした。そういえばMinzbergは”Managers, not MBAs”という著書で、MBA教育の弊害として、即断即決の習慣を挙げていたような記憶があります。