バイオの買物.comのまとめてカタログの7月のアクセスログによると、訪問者の中でのWindows XPのシェアは66.39%、Windows Vistaが20.58%、Windows 7が11.4%となっていました(ただしWindows全体の中でのパーセンテージ。Windows利用者は全利用者の80.46%)。
なんとWindows VistaとWindows 7の利用者数を足しても、Windows XPの利用者の半数にも満たないのです。
ぎょえっ!!!!
それに対してInternet Explorer 6.0の利用者は31.09%、7.0が22.56%、8.0が46.32%(ただしInternet Explorer全体の中でのパーセンテージ。Internet Explorer利用者は全体の61.14%)となっていましたので、遅いなりにも最新のブラウザへのシフトは進んでいるようです。
ウェブデザインを担当しているものとしては、バグが多くて表示が乱れがちなInternet Explorer 6.0のシェアがようやく下がってきたことを喜んでいました。デザイナーの間で悪名高いInternet Explorer 6.0は非常にバグが多く、FirefoxやSafariではきれいに表示されるウェブデザインであっても、大きく表示が崩れる可能性があります。ですからデザイナーは、Internet Explorer 6.0だけのためにウェブサイトを細工するというのを日常的に行っています。そして7.0、8.0ではこれが解消されてきているので、6.0のシェアが下がることは非常に喜ばしいことなのです。
しかし、Windows XPの利用者が多いというのも実は結構大きな問題です。Interenet Explorer 6.0ほど致命的な表示の乱れは起きませんが、Windows XPは日本語フォントの表示が不細工なので、せっかくのウェブサイトもXPユーザには魅力的に見えない可能性があるからです。そしてInterenet Explorer 8.0を使っても、この問題は解消しません。ウェブデザイナーとしてはどうしようもなく、結局は放置せざるを得ないのですが、自分が一所懸命デザインしたものを意図した通りに見てもらえないのは悲しいことです。
Macでデザインしてとてもきれいにできたと思っていたのに、Windows XPで表示させると全く野暮ったくなってしまっていることがしばしばあります。まだまだこれが続くということですね。
フォントはアンチエイリアス処理されておらず、ギザギザのまま。ギザギザなのは日本語だけで、ローマ字は滑らかになっていることに注目。