StatCounterのデータを見ると、いろんなデバイスやOS、ブラウザが週末と平日とでどのように使われているかを知ることができます。
iPhoneは平日使用され、Androidは週末に使われる
解釈に困るデータですが、iPhoneが平日に多く使用されるのに対して、Androidはその逆の傾向が出ています。すごくキレイな逆相関です。
対照として米国のデータも出しますが、特にそのような傾向はありません。
日本とアメリカの市場の大きな違いは最大のキャリア(日本ではドコモ)がiPhoneを扱っているかいないかですが、それを考えてもますます謎が深まるばかりです。ドコモのユーザが平日よりも週末にスマートフォンを使う理由があるとも思いません。
唯一考えられるのは、会社でiPhoneを支給している会社が多いのに対して、会社でAndroidを支給しているのが明確に少ないのかも知れません。ドコモの企業ユーザはAndroidに乗り換えるよりは、現行のiModeで十分と考えているのかも知れません。
もしそうだとするならば、今後この企業ユーザがいずれドコモのAndroidを使うようになるのか、それともKDDI/SoftbankのiPhoneに乗り換えるのか、ドコモにとってはかなり重要なポイントになりそうです。
なお、日本企業が支給する携帯はまだ圧倒的に非スマートフォンであるデータが2012年の7月に発表されています。
いくつかの国でも見ましたが、日本と同じようにiPhoneとAndroidで休日・平日の使用がキレイに分かれている国はなかなかありません。Singaporeなどは多少似ています。Spainではむしろ逆の傾向が見られます。
PCのOSの休日・平日の違い
同じような解析をPCのOSで行ったのが以下のグラフ。まずは日本のデータ。
Windowsの中でもWin7とVistaは週末に使われる傾向にあり、Win XPが平日に使われる傾向があります。日本の企業は未だにWin XPを多く使っているようです。Macは平日に使われることが多く、職場での利用がメインのようです(個人的にはこの結果は意外でした)。日本のiOS (iPad)の利用はまだ少ないようですが、特に平日と休日の差は見られませんでした。
次に米国のデータ。
米国では職場でもWin7が浸透してきているようで、平日と休日の差が無くなっています。Win XPを使っているのは主に職場のようです。Vistaは休日に良く使われています。Macは日本と違い休日と平日の差が無く、米国の方が家庭にも浸透しているようです。さらにiOS (iPad)は週末に使用が多くなるようです。