AppleがiPhoneの廉価版を開発しているんじゃないかというウワサがあります。
投資アナリストを中心に広がっているウワサみたいなので、彼らの希望的観測にも見えますが、ちょっと気になるので自分なりに頭を整理してみます。
- 途上国では安いスマートフォンが売れているのは事実。特に中国がすごい。
- Huawei, Samsung, Nokiaなどがそこに商品を投入しているのは確か。
- 安いスマートフォンの市場はAndroidとSymbianが二分している。
- アナリストたちが安いというのは縛りなしで1-2万円の世界。
- Androidのバージョンは1万円(インド)だったらAndroid 2.3、2万円だったらAndroid 4.0とか。
- Samsungだったら2万円(インド)はGalaxy S Duosとか。Galaxy S2のようなスペック。
- Samsungだと1万円(インド)はGalaxy Y。画面は3インチ、RAMは190MB。Galaxy Sよりもかなり低スペック。むしろiPhone 3Gに近い。
ちなみにインドではiPhone 3Gは3万円、3GSは4万円とかの世界。iPhone 3GSはiOS 6が動くので、Android 4.0が動く2万円程度のAndorid機とその意味では同レベル。米国でもまだ好調に売れているiPhone 4は5万円弱、iPhone 4sは6万円程度です。
なので、もし単純にAppleが2万円程度の廉価のiPhoneを目指し、スペックをAndroidに合わせるのであればiPhone 4とかを安くすれば良い感じです。Appleとしては値段を既存製品より半分以下に落としていく感じです。
できるかできないかという点で言えば、iPhoneはもともと粗利が50%を越えているし、新製品の方が粗利が悪い傾向にあるのでできそうです。
でもそれでは面白くないし、Appleらしくもありません。