近いうちにタブレットの売り上げ台数がPCを抜くという予想があり、ポストPC時代の到来も近いのではないかという憶測があります。
それに対して、先日の私の書き込みでは、タブレットとPCは棲み分けしているのではないかというデータを紹介しました。具体的にはタブレットは家庭での娯楽として使われることが多く、それに対してPCは職場で使われることが多いことを示すウェブ使用統計を紹介しました。
先日のデータは週末と平日を比べてデータですが、同様に職場にいる時間帯(昼間)と家にいる時間帯(早朝と夕方以降)を比較したデータがありましたので紹介します。
データはウェブ使用統計でChitikiaが出したものです。タブレットの使用率が高い北米のデータです。
“Hour-by-Hour Examination: Smartphone, Tablet, and Desktop Usage Rates”
タブレットの利用時間帯
パソコンの利用時間帯
考察
非常にはっきりしているのは、タブレットの利用が昼間に大幅に落ちることです。パソコンの場合は、昼間も利用が落ち込みません。
パソコンは職場で使われているものの、タブレットは仕事では使われていないことを如実に表しています。
このことから、少なくとも現時点のタブレットは家庭での娯楽として利用が主だというのがわかります。仕事用にタブレットを使うのはかなりの少数派です。職場でのパソコンを果たしてタブレットが代替しうるかはまだまだ未知数です。