アップデート
New York Timesでも同様の記事がありました。Wall Street Journalの記事を引用しているのではなく、NY Times独自に情報を入手したような書き方になっています。
VerizonのモバイルネットワークにAppleのiPhoneが来年Q1から載るようになるという話がWall Street Journalに掲載されました。
噂はずっと前からあり、そしてAppleがCDMA通信プロトコルで動くiPhoneのバージョンを製造中である話も報道されていました。しかし信憑性の高いニューズメディアがはっきりとVerizonのネットワークに載ると報道したのは今回が初めてです。
いままで米国においては、iPhoneはAT&Tのモバイルネットワークでしか動作しませんでした。しかしVerizonこそが米国で最大のキャリアです。AT&Tでは電波が弱かったり届かなかったりする箇所が多いという苦情がウェブで非常に多くありました。Androidがここまで米国で売れているのも、ひとえにVerizonに載っていないからとも言えます。
日本の状況と似ています。日本はソフトバンクがiPhoneを独占していますが、NTTドコモに比べればエリアは狭いです。ただもしからしたら日本の国土(少なくとも人口のほとんどが住んでいる箇所に関して言えば)が狭いために、AT&Tほどの苦情はウェブで見られません。
iPhoneがVerizonに載るようになれば、いよいよiPhoneとAndroid携帯はキャリアの優劣ではなく、お互いの実力で勝負することになります。iPhoneがどこまでもらい返すか、そしてAndroidがどこまで踏ん張れるかが見物です。