Chromebookが何台売れているのかについて、Googleは一切公開していません。
そんな中で、結構売れているのではないかという憶測があります。例えばGoogleの副社長のCaesar Senguptaは米国の教育地区の22%がChromebookを使っていると語っていますし、Amazonのランキングで上位に入っている)という話もあります。
一方でChromebookの販売台数に関する情報はごくわずかなのですが、芳しくありません。
例えばNPDの調査 (2013年6月30日 – 9月7日)によると
Chromebooks, which didn’t exist in 2012, added almost 175,000 units to the market this year and provided all the growth in the challenged notebook market; entry-level Windows notebooks (under $300) increased 14 percent, and Windows touch notebooks accounted for 25 percent of Windows notebook sales.
NPDはさらに表を使って、Chromebookのインパクトを示しています。
また以下の数字と比較することもできます。
- Appleは2012年1年間で18,158,000台のMacを売り上げました。(Macworldより)
- 2012年の第4四半期で、世界のPCの出荷台数は 90,300,000台。米国だけで 17,505,607台。(Gartnerより)
このことから言えるのは
- Chromebookは一定の数は売れているようですが、Windowsを脅かすレベルではありません。
- Amazonのランキングから想像するとChromebookはもっと売れているように思ってしまいますが、そうではなさそうです。全く売れていないというわけではないのですが、それほどは売れていません。
もう一つ面白い統計は、Chromebook 11がリコールされたことで明るみに出た数字です。HPとGoogleはChromebook 11を2013年の10月から販売し、11月には製品不良のために出荷停止しました。そしてリコール対象の台数は145,000台だそうです。単純に比較はできませんが、NPDのデータの同程度の台数であり、それを裏付けるものと考えても良いと思います。