バイオの買物.comで行っている4Qアンケートについて報告いたします。
今回はビデオでの報告をやってみました。
ご覧ください。
高画質バージョンはここからダウンロードしてください。


Yahoo Financeを見るとAffymetrixの時価総額が611.85M ドルになっていました。
ここのところAffymetrixの株価は急降下なので。
ロシュがNimblegenを買ったときは272.5M ドルを投じているわけですから、Affymetrixの時価総額はその水準に近づいてきたことになります。
ロシュはGenentechを完全子会社化するために 43,700M ドルを用意しているぐらいですから、お金はたっぷりです。
もちろん今後どうなるか、素人の僕にはさっぱりわかりませんが、注目してみていきたいですね。
バイオの業界ではいろいろな方法で広告などを行って、研究者に製品を買ってもらおうとしています。
当然、効果の高い広告と低い広告があるのですが、どれぐらいの費用対効果(ROI)になるのかは、よく考えてみると、僕がメーカーでマーケティングをやっているときも計算していませんでした。経験とか感覚(これは結構当たっていたとは思いますが)を頼りに、効率の良さそうなものとそうでないものを選んでいたと思います。また一口に費用対効果と言っても、どういうメッセージを伝えたいかによっても大きく変わるので、じゅっぱひとからげに費用対効果を数値化するのも誤解を招くことがあります。
そうは言うものの、一回自分の経験をもとに、非常におおざっぱですが費用対効果の計算結果を紹介したいと思います。
「これはちがう!!」ということもあると思いますので、そのときはぜひコメントを書いてくださいね。
ではいきます。
table {width:100%; border: 1px solid orange;}
th { background-color:#fc9:border: 1px solid orange;width:25%;text-align:center;}
td { border: none;text-align:right;padding: 0 10px 0 10px}
| 費用 | 問い合わせ数 | 単価 | |
|---|---|---|---|
| 雑誌広告 | ¥200,000 | 2 | ¥100,000 |
| チラシ | ¥300,000 | 200 | ¥1,500 |
| バナー広告 | ¥50,000 | 40 | ¥1,250 |
| メルマガ | ¥150,000 | ¥100 | 1,500 |
| 学会展示 | ¥300,000 | 200 | ¥1,500 |
これはとても大雑把な数字ですが、一応この数字を出している根拠を書きます。
雑誌広告というと、グローバルの本社がNature, Scienceには出すので、Nature日本語版および実験医学などということになります。広告の費用はエー・イー企画のウェブサイトを参考にすれば良いと思います。この価格に加え、広告原稿を作るためにも結構お金がかかりますので、費用はこんな感じになります。
さて効果のほどですが、すばり、雑誌広告を見たと言って問い合わせてきたお客様というのは、何年間かバイオの業界にいて、ほとんど聞いたことがありません。
もちろん広告を見てすぐに問い合わせなくても、何となく記憶に残っていて、徐々にブランドが構築される効果は否定しません。
でも自分自身が研究していたときも、広告が印象に残ったということはほとんどありませんし、極稀に印象に残ったものであっても、そのときにやっていた実験とは関係がなかったので何も買わなかったという経験しかありません。
したがって、問い合わせ数 2 という数字はテキトウに記入しましたが、雑誌広告があまり効果を持たないという意味ではこれはこれで良いのかなと思います。
ここで言っているチラシというのは2-3万部刷って、自社の営業にも代理店にも余るほど配っておいて、「ほらばらまいてくれ」と言って配るものを指します。印刷費用もかかりますし、各地の代理店に郵送する費用も結構かかります。それで大雑把にこんな費用になるかと思います。
効果の程度ですが、これは結構あります。ただしチラシを代理店にしっかり配ってもらうためには、何かわかりやすいキャッチと、代理店が配らないでいられない理由が必要です。そしてこれはほとんどの場合、新製品もしくはキャンペーンの案内になります。逆にそうでなければ、ほとんど効果が期待できないというのもチラシの特徴です。また自社の営業担当者が代理店と良好な関係を築けていないと、チラシを配ってくれない、もしくは投げやりに配られてしまうという話もあります。
効果はだいたい100のオーダーになると思います。製品の汎用性やキャンペーンの魅力度などによって数倍はぶれると思いますが、数1,000になることは無いと思います。チラシに対する問い合わせはメーカーよりもむしろ代理店に入りやすいと思いますので、数を把握するのは難しいです。それでもチラシの場合はメーカーに直接入る問い合わせも少なくありません。
これはインターネット上のウェブサイトに貼るバナー広告です。
これもあまり効果がないです。ただ雑誌と違って、同じ効果がないでも、バナー広告の場合はクリックスルーが測定できますので、効果の無さがはっきりします。
そう思っているのは僕だけではないようです。羊土社やネイチャーのウェブサイトはいずれもバナー広告を募集していますが、どちらも開店休業状態に近いかと思います。ウェブサイトを見れば、メーカーのバナーが少ないことがよくわかると思います。
問い合わせ数(クリックスルー数)については、実際にあるウェブサイトにバナー広告を出して、そのクリックスルーをみた結果をもとに書いています。
ちなみにバイオの買物.comでもGoogleが提供している広告をたくさん貼っていますが、これもクリックスルーは低いですね。
メーカーでもメルマガをやっているところは多いですが、これはそれとは別に、第三者のメルマガに広告を載せてもらう話です。大きいところだと、ネイチャーのメールアドレスデータベースのうち、広告を流していいと了解をもらっているアドレスに対して、ネイチャーがメールを出してあげるというサービスがあります。
メルマガはタイトルがどれぐらい魅力的かが非常に重要で、やはり顧客は「サンプル」とか「キャンペーン」によく反応するようです。「セミナー」も効果的だと聞いています。
これも内容によってレスポンス数が大きく変わると思いますが、クリックスルーはやはり100のオーダーではないかなと思います。
分子生物学会などの展示場にブースを出して、来てくれたお客様に製品の話をすることをここでは言っています。問い合わせ数というのは、製品のことをちゃんと話せたお客様数と考えると良いと思います。ただの冷やかしとか、景品をもらいたくてくる人も多いので。
ここは「サンプル」とか「キャンペーン」じゃなくても、ある程度ちゃんと製品について話ができます。来るお客様も自分からわざわざ足を運んでくれている人たちなので、メーカー側としては話していても結構楽しいことが多いです。
冷やかしのお客様を除いた数字として200はまぁまぁな数字かと思います。30万円という金額はブースひとこまのサイズなので、中堅以上のメーカーだとその2-3倍になることが多いと思います。
ひとことで言って、高いです。どの媒体も費用対効果は悪いです。インターネットを活用したものであっても、費用対効果は高いと言えないと思います。
いまは媒体側もあまり真剣な活動をしていなくて、費用対効果が高い広告媒体を作ろうという努力が足りないと思います。でもこの状況なので、良い媒体ができればかなりのビジネスがとれると思います。
ちなみに僕はいまGoogleのAdwords (検索連動型広告)を使って、「まとめて抗体検索」に誘導する広告をうっていますが、これの費用対効果 (クリックスルーの単価)はかなりすごいです。あまりにも低くて(つまりクリックスルーが安く入手できる)、ちょっとここでは言えないぐらいです。
ですから、バイオ業界だから費用対効果が悪いというのではなく、どこかやり方が悪いということだと思います。
学会などで各メーカーはペンや携帯電話ストラップ、USBメモリなどの景品を配ったりしています。
でも、なかなか喜んでもらえるものを探すのは難しいです。USBメモリなどは最近ありふれている上に、なぜか256MBのものばかりなので、ちょっとなぁという感じがしますよね。
どういうものがいいか、FriendFeedで話題になっています。
太陽発電による充電器か…
オンラインで論文を管理するオンラインのソフトの話題です。
科学雑誌出版社のSpringerがCiteULikeと提携し、スポンサーになりました(Springerのサイトから、CiteULikeのサイトから)。
他にConnoteaがNature Publishing Groupから、2CollabがElsevierから提供されています。
日本生まれのもので言うとSesame!がありますが、これは特に出版社とは提携していないようです。
どれぐらいの研究者がこのようなサイトを利用しているかわかりませんが、ある意味、つまらないですね。独立系の論文管理サイトが大きな勢力を持てば、各ジャーナルをあれこれと批評するだけの存在に育つ可能性があるのに。このように、ただ単に既存の出版社に吸収されてしまうと、結局はいままでのシステムは何も変わらなくなってしまうので。
研究者にとっては多少便利になっていくのでしょうが。
先週、40分ほどジョギングをした後にコンビニに立ち寄って、ウイダーinゼリーを買いました。
でもパッケージの裏を読んで、もう二度と買わないことを決心しました。代わりにおにぎりを買おうと。

なぜかというと、PR文が
「すばやいエネルギー補給に(おにぎりおよそ1個分)」となっているのですが、ウイダーinゼリーの価格はおにぎりのおよそ2倍なのです。
本当に価格差を正当化できるだけのメリットがあるのか、真剣に悩んでしまいました。その上、ウイダーinゼリーのパッケージはゴミ量的にはおにぎりの5倍はありそうなので、エコロジーが叫ばれる今日この頃はこれもとても気になります。僕の結論は「正当化できない」でしたので、もう買わないことにしました。
実はこのような逆効果PRは随所に見られます。マーケティングに大枚をはたいている企業であってもです。
またマーケティング資料では避けていても、営業担当者の多くは何かと競合の話をする癖があるので、顧客にこのような逆効果PRを仕掛けてしまいます。
ということで、
「競合をPR文で前面に出すときは、確実に性能と価格で勝てるときだけにしましょう」
最後に、このような逆効果PRをやって馬鹿にされているマイクロソフトの例を紹介します。
マイクロソフトはご存知のように、新しいOSのVistaが思うように売れなくて困っています。多くのユーザと大口顧客はXPで十分と判断して、Vistaを見送るだけ無く、DELLなどにVistaでなくXP搭載パソコンを販売するように圧力をかけています。MS-Windowsはもともとの市場シェアが非常に高いだけに、Vistaの競合はXPになるわけです。
そこでマイクロソフトは「XPよりVistaがいいよ」というマーケティングキャンペーンを展開しています。Vistaのホームページに行くと、もうその関係の文章ばかりです。しかも親切にも「お悩み解決! アップグレード徹底ガイド」というリンクがあって、アップグレードで悩んでいる人が多いことを半ば認めてしまっています。
アメリカではもっと積極的で、“Mojave Experiment”なるものをやっています。これは例えるならば、あの「ペプシチャレンジ」をVista vs. XPでやっているようなものです。これを評価している人もいますが、大部分の評論家は否定的ですね。
コスモバイオ社のウェブサイトに、製品検索システム移行の不具合について解説がありました。
要点は

と、こんな感じです。
一般の人は「ふむふむ」と納得して、古いURLを新しいURLに変更するかもしれませんが、僕のようにウェブで仕事をしている人からすれば、「ちょっと待て!」という感じです。
だって、古いURLにアクセスした人を新しいURLに自動的に飛ばせば良いだけでしょう?
ウェブ技術に詳しい人であれば、チョチョイのチョイでできることです。
例えばウェブサーバとしてApache2を使っていれば、以下のコードをconf設定ファイルのどこかに入れておけば良いはずです。このような処理はリダイレクションと呼びます。(設定はLeopardでテスト)
RewriteEngine On
RewriteRule cosmo_search_p http://search.cosmobio.co.jp/qs/FormArticle.do?ServerKey=Primary&Usq= [R=301]
これをやってしまえば、古いURLでアクセスしてきたユーザであっても、何も気付かずに、変更があったことすら意識することすらなく、新しい検索システムが使えるのに。
実は、以下に紹介するように、もっと大きな問題があります。
それはGoogle対策です。
Googleは、比較的アクセスが多いサイトについては、下図のように内部リンクも用意して、利用者の利便性を計っています。

そして、僕が赤く囲んだ「抗体検索」のリンクは、新検索システムに移行してから2週間後の8月18日時点でも、まだ古いURLを指しているのです。
ちなみに「コスモバイオ 抗体検索」でGoogle検索すると、下図のようになります。

これもあまりいい状態ではありませんね。
いずれ時間が経てばGoogleも気がついて修正してくれますが、ちょっとしたことで回避できる問題なので、とてももったいないと思います。
さらに非常に技術的に細かい話になるのですが、コスモバイオ社のエラーメッセージページはHTTP status codeの200 「ちゃんとページが見つかりましたよ」というステータスを返しています。一般にエラーページはHTTP status codeの4xxとか5xxを返すのですが、コスモバイオ社のウェブサイトはそうなっていません。このままではGoogleとしてもエラーが起こっていることに気付くことができないので、Googleがちゃんとしたページを示すまでにはかなり時間がかかってしまう可能性があります。

ちなみに私自身が担当したバイオメーカーのウェブサイトでは、新規リニューアルする際、可能な限り、上記のようなリダイレクションを行いました。心配したのはまさにGoogleの検索結果であって、Googleから来た人が迷わないようにすることが最大の目的でした。
コスモバイオ社はまぁまぁウェブでがんばっていますが、このことを含め、ウェブ技術にあまり詳しくなさそうな点がいくつか見受けられます。もう少しがんばってくれるといいのですが。
もっともこれはコスモバイオ社に限らず、多くのバイオメーカーに共通の問題です。
ちなみに古いURLはhttp://search.cosmobio.co.jp/cosmo_search_p/search_gate2/search/s97is.dll?Action=FormGen&ServerKey=Primary&Template=p_all_search.hts&Usq=、新しいURLはhttp://search.cosmobio.co.jp/qs/FormArticle.do?ServerKey=Primary&Usq=。コスモバイオ社のウェブサイトは「検索命!!」という作りになっていますので(というか、検索以外の方法では決して見つけられない製品が非常に多いという別の問題があります)、もう少しURL自身をきれいにした方がいいようにも思います。これも先ほど紹介した「チョチョイのチョイ」でやれるのですから。
MacやiPod、iPhoneを作っているアップル社がなぜコンセプト製品を作らないかについて書いているブログがありましたので紹介します。
Why Apple doesn’t do “Concept Products”
ポイントとしては;
ベンチャー企業はベンチャーキャピタルから資金を集めるためには、当然ながらその企業のビジネスプランを見せる必要があります。そのベンチャーのビジネスプランを開示するわけですから、秘密保持契約(Non Disclosure Agreement)をベンチャーキャピタルと結ぶのが一般的かと考える人が多いと思います。しかし実際には、アメリカのベンチャー投資家の大部分は、秘密保持契約の締結を拒否するそうです。
この点について、ベンチャー投資側の人が多数のブログを書いていますので、かいつまんで紹介します。
エンジェル投資家 Dharmesh Shahのブログからです。
この記事では、NDAで保護する可能性のある情報を
に分けています。
Dharmeshは、1の部類のものは、そもそも機密扱いにするべきではないとしています。多くのベンチャー企業は、自分たちが市場で最初もしくは唯一の企業になれると考えています。しかしこれはたいてい間違いです。競合となりうる人を含めて、他人と議論することによって、自分と同じ考えを持っている会社の情報が入手できます。起業家が恐れるのは、アイデアを開示することによって、そのアイデアの素晴らしさが認識され、多くの人が同時にそれを追求するということですが、これは実際には非常に稀です。ですから、1の部類の情報は隠すのでなく、オープンに議論するべきです。
Dharmeshは、2の部類のもので本当に隠すべきものは、投資家とよほど議論が進んでいない限り、NDAがあろうが無かろうが隠し続けるべきだとしています。多くの場合、NDAはあっても無くても結果は同じです。ベンチャー企業の場合は、NDA違反で訴訟を起こす余裕は無いからです。
Dharmeshは最後にNDAをお願いすることのコストについて言及しています。経験豊富な投資家やパートナーは、交渉の早期にはNDAを結ばないことをポリシーとしていることが多いです。ですからNDAを要求することは、自分のことを未熟者と言っているようなものなのです。
ベンチャー企業を経営している人のブログです。投資銀行で調査を担当し、ベンチャー資金の提供をしていた経験も持っている人です。
かなり詳しく解説しています。
1990年代に投資銀行で調査を担当していたとき、ベンチャー企業を何百と訪問し、いくつかに投資しました。
これらのベンチャー企業はいずれも、自分は独自のアイデアを持っていると考えていました。それは技術であったり、製造方法であったり、ビジネスモデルであったり。みんなNDAが普通だと思っていました。
しかし、どのアイデアも独自ではありませんでした。少なくともNDAを結ぶほどの独自性はありませんでした。ほとんど同じコンセプトを持ちつつ、お互いの存在に気付いていない会社が6つあったというケースもありました。
優れたベンチャー投資家はこのことを既に知っています。そのため、ビジネスプランを見る前にNDAを結ぶことを拒否するケースが多いのです。一方でこれを理解している企業家は少ないです。そして、誰かに盗まれないように自分のアイデアは守ることばかり考えてしまうのです。
NDA崇拝が起こる理由
ベンチャー企業の正否が、あたかも新しいアイデアの独創性によって決まるかのように言われてしまっています。残念ながら、現実はこの正反対です。NDAが必要だと思うようになってしまうのは、下記のような論理展開です。
これらの五つのポイントはほとんどのケースですべて間違っています。
1) ベンチャー企業の成功には独創的な新しい製品もしくはアイデアが必要だ
ほとんどの製品やサービスは簡単に真似ることができるので、これが当てはまらないケースが大部分です。極めて珍しいスキルや発明が必須となる製品やサービスの場合はアイデアがキーとなることがありますが、こういうケースは稀です。
真に独創的な製品やアイデアであれば、市場は最初から作り出さなければいけません。これは既存の市場に参入し、既存の企業からシェアを奪い去るよりも難しいことです。
2) 新しい製品やアイデアを最初に世に出した会社が、唯一のそして持続可能なアドバンテージを得る
過去に成功した多くの企業は、市場に最初に参入した企業ではありません。先駆者の失敗から学ぶことで成功した企業が多いのです。
例えばMicrosoftは最初のソフトウェア会社でもなければ、最初のOSベンダーでも最初のオフィスソフトベンダーでもありませんでした。
IBMは最初のコンピューターメーカーではありませんでした。
Ciscoはルーター、スイッチ、ファイヤーウオールを発明していません。
Googleは最初の検索エンジンではありませんでした。
“Yahoo”の最初の2文字は、もとは”Yet Another”「もう一つの」の略でした。
3) 私の独創的なアイデアが他人に知られると、彼らが先にそれを商品化して、アドバンテージを私から奪い去ってしまうかもしれない
これはたぶん間違いです。私の経験では、独自のアイデアは稀で、同じアイデアに同時に挑戦しているベンチャー企業が複数あることが多いです。どのみち、製品やサービスをプロモーションするには市場に説明する必要があります。プロモーションを始めたとたん、アイデアは公開されるので、誰でも真似たり改良したりできます。
4) 私の独創的なアイデアが他人に知られると、彼らが先にそれを商品化して、アドバンテージを私から奪い去ってしまうかもしれない
仮に本当にアドバンテージがあったとしてもそうはならないでしょう。
残念ながら、あなたの一挙手一投足を見て、すぐに真似ようとしている人はまずいません。
むしろベンチャー企業が市場である程度成功するまでは、既存の企業はあまり気にしないものです。ベンチャー企業の90%は市場にインパクトを与えずに失敗するわけですから、既存の企業がすべての小企業をやっつけるのは無駄です。
5) 私のアイデアを機密扱いにすることによって、自分のアドバンテージを維持できる
非常に稀なケースを除いて、これは単純に間違っています。アドバンテージなんてそもそも無いのです。
ベンチャー企業が成功する本当の理由
ベンチャーが成功するのは、新しいアイデアとか市場に最初に参入することではありません。成功するのは以下の理由です。
なお、このブログ記事のコメントの中で、著者はベンチャー投資家がNDAを結ばない理由を具体的に示しています。
他にも類似の記事のリンクを以下に並べました。
ベンチャー投資側の立場のブログをいくつか紹介し、ベンチャー投資家がNDAを結ばない理由を解説しました。
まとめると、これに凝縮されると思います。
ベンチャー投資家じゃなくても、NDAに百害あって一利無しというケースはしばしばあります。
アメリカのクロンテックの研究所にいた友人が、NDAに似たMTA (Material Transfer Agreement)で、やはり言いがかり的なことで訴えられてしまっていました。
NDA, MTAなどの契約を結ぶときはくれぐれも慎重にすること、そしてむやみに結ばないこと。私はその重要性をこのときに認識したわけです。
昨日のブログにテレワークの利点について、エコノミスト誌の記事を引用して紹介しました。
今日は実際にテレワークを長年実施している人物からのアドバイスを紹介します。WebWorkerDailyという、インターネットで仕事をしている人の情報交換ウェブサイトからの、“14 Things Corporations Can Learn from Seasoned Web Workers”(「長年ウェブで仕事をしている人から企業への、14のアドバイス」)という記事です。
以下には14ではなく、ポイントになる5つだけ抽出しました。